初心者入門講座

ヨーヨーのメンテナンスに関する基礎知識

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ヨーヨーは、買ったままの状態で使い続けていくと、ストリングがボロボロになったりベアリングが回らなくなったりして、次第に使いづらくなってきます。

そこで、ヨーヨーの使いやすさを復活させるために重要なのが、メンテナンス。

本記事では、使いやすいヨーヨーを維持するために必要な、メンテナンスの基礎知識をまとめました!

これを読めば、ヨーヨーのメンテナンスのやり方が分かります。

では、まいります!

ヨーヨーに必要なメンテナンスとは?

ヨーヨーに必要なメンテナンスを、パーツごとに見ていきましょう。

メンテナンスが必要なパーツ
  • ストリング
  • ベアリング
  • パッド

それぞれ、詳しく解説します!

ストリング

ヨーヨーのストリングは、消耗品です。

交換せずに使っているストリングは、摩擦などの影響により、だんだんと細くなっていきます。

そのまま使い続けてしまうと、スローした勢いに耐えきれず、ストリングが切れてヨーヨーが吹っ飛んでいってしまうのです。

ストリングが切れてヨーヨーが飛んでいくと、周りの物を壊す可能性があるのはもちろん、自分自身に向かって飛んできて、怪我をすることもあります。

怪我や物損を防ぐためにも、ストリングはこまめに交換するように意識しましょう!

 

おすすめは、ヨーヨーショップ「スピンギア」が発売しているSGHGストリング!

SGHGストリングは、連続30分〜3時間程度の使用で交換を推奨しています。

こまめに交換できるように、予備を揃えておくのが安心です。

ちなみに、競技用ストリングのほとんどが、100本で1セットとして販売されていますが、SGHGストリングなら30本の少量セットがあります。

「ヨーヨーを始めたばかりで、100本もいらないよ!」という方は、30本のセットをおすすめします!

ベアリング編

ベアリングは、ヨーヨーの回転を支える心臓部とも言えるパーツです。

ベアリングのメンテナンスがしっかりできていないと、ヨーヨーのスリープ時間も大幅に低下します。

ベアリングのメンテナンスは、大きく分けて2つ。

ベアリングのメンテナンス
  1. ベアリングの脱脂
  2. オイルの注入

それぞれ、詳しく解説します!

【ベアリングメンテナンス①】ベアリングの脱脂

主に、シングルハンド系の機種は、ベアリングにオイルを全く挿さないノンオイル状態での使用が推奨されています。

その理由は、スリープ時間を伸ばすため。

ベアリングにオイルが注入された状態では、スリープさせたときにオイルが抵抗となり、スリープ時間が短くなります。

 

1Aを中心としたストリングプレイに使われるヨーヨーの多くは、スリープ時間を伸ばすことを目的として、最初からノンオイルの状態で出荷されているものがほとんど。

本来ならば特にメンテナンスも不要で使えるのですが、万が一、ベアリング内部にゴミが入ってしまうと、回転力が一気に低下します。

そんなときは、ベアリングを脱脂しましょう!

ベアリングを脱脂すると、ベアリング内部に溜まったゴミを取り除くことができ、ベアリングの異音が改善されるのはもちろん、スリープ時間やストリングの滑りも向上します。

その他にも、ベアリングに以下のような症状が見られる場合は、ベアリングを脱脂することをおすすめします!

ベアリングによくある症状
  1. ベアリングを指で回したときに、ゴリゴリという感触があるとき。
  2. ヨーヨーをスリープさせたときに、ベアリングが「チリチリ」「ギリギリ」といった変な音が鳴っているとき。
  3. スリープ時間が短くなったと感じるとき。

以上のような症状があるときは、ベアリングを脱脂しましょう!

ヨーヨーのベアリングを脱脂する方法と効果についてヨーヨーのベアリングを脱脂するときに必要なアイテムはもちろん、やり方と効果を解説。ベアリングを脱脂して、ヨーヨーの性能を最大限引き出しましょう。...

【ベアリングメンテナンス②】オイルを挿す

ベアリングにオイルを挿すことでベアリングの内部抵抗が増え、ストリングを引いたときにヨーヨーが戻ってきやすくなります。

特に、ホーネットやLoop720などのルーピング系機種では、ベアリングにオイルを注入することで、戻りの強さを調整します。

オイルには様々な種類があり、戻りを良くするためのオイルやベアリング保護の観点のためのサラサラしたオイル、戻りの良さを向上させるためのワセリンなどがあります。

ループ・ザ・ループをはじめとしたループ系のトリックを練習するときは、戻りを良くするためのオイルを注入することをおすすめします!

おすすめは、SGヨーヨーオイル!

SGヨーヨーオイルは、適度な粘りでルーピング系機種との相性が良いのが特徴。

まずは、オイルの中でも標準的なSGヨーヨーオイルを使ってみれば、自分の好みが見えてきます。

オイルの選び方
  1. まずは標準的な粘度のオイルを注入。
  2. 戻りを良くしたいときは、粘度の高いオイルを選択。
  3. 戻りが良すぎるときは、粘度の低いオイルを選択。

標準的な判断基準を持っているからこそ、「もっと戻りが強いほうが良いな」というときは粘度の高いオイル、「これだと戻りが強すぎるな」というときは、粘度の低いサラサラしたオイルを選択できるようになります。

例えば、ヨーヨーファクトリーのパフォーマンスオイルは、ロングスピンとループレスポンスの2種類のオイルがあります。

ヨーヨーファクトリー パフォーマンスオイル

created by Rinker

ロングスピンは、粘りのないサラサラしたオイル。一方のループレスポンスは、粘りのあるオイルです。

オイルを変えるだけでも、ヨーヨーの使いやすさが大きく変化するので、様々なオイルを試して自分好みのオイルを探してみてください!

Q:ベアリングに異音があるときやスリープ時間が低下しているときは…

A:ベアリングを脱脂する

パッド

パッドとは、ヨーヨー本体の内側、ベアリングの周りにある窪みに貼るアイテム。

パッドを貼ってストリングとの摩擦を増やすことで、ヨーヨーを手元に戻せるようになる非常に重要なアイテムです。

主に、1Aと呼ばれるストリングプレイのトリックに特化したヨーヨーに採用されています。

なお、ベアリングのサイズによってパッドのサイズが異なるので、使うヨーヨーに合ったパッドを選ぶことが必要です。

自分の使っているヨーヨーのベアリングサイズが分からないときは、ヨーヨーショップの商品ページにベアリングサイズが明記されているので、確認しておきましょう。

 

ちなみに、1A向けのヨーヨーにはCサイズのベアリングが採用されていることが多く、この場合のパッドは、YYFスリムサイズを選べばオーケー。

おすすめは、SGエコノミーパッドHGスリムサイズセット!

SGエコノミーパッドとは、ヨーヨーショップ「スピンギア」から発売されているパッド。

このパッドの特徴は、パッド自体の硬さを数値化していること!

数値が小さいパッドは柔らかく、ストリングとの摩擦が増えて戻りが強くなります。

一方で、数値が大きいパッドは硬く、ストリングとの摩擦が減って戻りが弱くなります。

オイル同様に、まずは標準的な硬さ50のパッドを使用してみて、使い心地によって硬さを選んでみることをおすすめします!

 

「パッドを替えただけで、そんなにフィーリングが変わるの?」と思われる方。

フィーリングはかなり変わります!

ヨーヨーを手元に戻すときのフィーリングが変わるのはもちろん、それだけではありません。

ヨーヨーをバインドしたときにストリングの巻き取り具合が変わることで、ヨーヨーをスローしたときの力の掛かり方が変わります!

例えば、柔らかいパッドを使うと、ストリングをしっかり巻き取っているので、スローしたときにストリングが伸び切る最後まで力強く回転を掛けることができます。

パッドひとつ違うだけで様々なフィーリングを楽しめるので、オイル同様に様々な硬さのパッドを試してみることをおすすめします!

パッド交換の目安
  • バインドの引っ掛かりが弱いなと感じたとき。
  • パッドの一部が剥がれて浮いているとき。

【おまけ】メンテナンスに役立つアイテム

ヨーヨーのメンテナンスでは、ベアリングに残ったオイルを拭き取ったり、くすんだフルメタルヨーヨーの輝きを取り戻すためにボディを拭いたり、様々な箇所を拭く作業があります。

そんな、ヨーヨーの汚れを拭き取るメンテナンスに、非常に役立つアイテムがあります。

それが、コレ!

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日本製紙クレシア(NIPPON PAPER CRECIA)

一見すると、ティッシュ?と思われるかもしれませんが、実は全くの別物。

理系出身の方なら、「研究室に置いてあった!」という方もいるかもしれません。

 

キムワイプは、実験用の器具の清掃に良く使われるアイテムなんです。

「実験で使うものがヨーヨーと関係あるの?」と思われるかもしれませんが、大いに関係あるんです!

このキムワイプ。最大の特徴は、パルプくず(繊維くず、紙くず)が出ないということ。

これが、ベアリングのメンテナンスに非常に役立ちます。

 

ヨーヨーのメンテナンスでも、特に慎重に成らざるを得ないのが、ベアリングのメンテナンス。

多くのプレイヤーが、ベアリングを脱脂して内部に溜まったゴミを取り除きます。

でも、ベアリングを脱脂したあと、ベアリングに残ったパーツクリーナーなどをティッシュで拭き取っていたりしませんか?

ティッシュでベアリングを拭くと、せっかく脱脂したにも関わらず、ティッシュのクズがベアリングに付着してしまいます。

脱脂したのにティッシュのくずが付着したら、元も子もないですよね。

そこで便利なのが、キムワイプなんです!

キムワイプなら、パルプくずや紙くずがでないので、脱脂したベアリングを綺麗な状態で使うことができちゃいます。

 

これたけでもめちゃくちゃ便利なのですが、それだけではありません。

フルメタルのボディを拭いたときも、ティッシュのようにくずが残ることもないので、より綺麗な状態で保管できちゃいます。

高画質なカメラでヨーヨーの写真を撮るときに、ボディに付着しているティッシュって、意外と気になっちゃうものです。

それが、キムワイプを使うことで綺麗な状態を維持できるようになります。

ヨーヨーをメンテナンスするとき、様々な場面で大活躍するキムワイプ。

ぜひ一度、試してみてください!

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日本製紙クレシア(NIPPON PAPER CRECIA)

まとめ

本記事の内容をおさらいしておきましょう!

メンテナンスの基礎知識まとめ
  • ストリングは消耗品。ストックがあると便利。
  • ベアリングは回らなくなったら脱脂。
  • ルーピング系ヨーヨーにはオイルを注入。
  • パッドは、硬さによってフィーリングが変化する。
  • キムワイプは、ヨーヨーのメンテナンスにおすすめのアイテム

メンテナンスは、やり方次第でヨーヨーの使いやすさが大きく変化する、非常に重要な作業です。

ヨーヨーの使い心地は、ヨーヨーの上達にも大きく影響します。

ヨーヨーの上達のためにも、メンテナンスをしっかり行って、ヨーヨーを使いやすい状態にしておきましょう!

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