レイダーは、1991年に発売されて以来、YOMEGA社を代表するベストセラーヨーヨーです。
2A(ダブルハンドルーピングトリック)では、今もなお、多くのプレイヤーに使用されています。
本記事では、ブレイン、ファイヤーボールに続くYOMEGA社のフラッグシップモデル「レイダー」の歴代機種をまとめました!
これを読めば、レイダーの全てが分かります。
なお、YOYOMANIAXチャンネルでは、本記事の解説動画も公開中。
併せてご覧頂ければ、より楽しめること間違いなし。
では、まいります!
レイダーの歴代機種一覧
ここからは、1991年に発売が開始されたレイダーから、最新のレイダーまでを、写真つきでまとめました。
それぞれの特徴とともに、解説していきます!
レイダー【Xフレームver.】
Xフレームが入っているのは、ブレインのボディを流用したものと推測されます。
ブレインのクラッチが無い側同士を組み合わせたボディで、ナイロンスペーサーを搭載。
アクセルのネジ切りされた部分もとても短いのが特徴です。
現在のナイロンスペーサーと比較すると、当時はとても分厚いスペーサーでした。
レイダー【Xフレーム無しver.】
Xフレームが無くなったバージョン。
ナイロンスペーサーの角が若干丸みを帯びているように見えます。
銀紙レイダー
Xフレームが無いバージョンと同様のもの。
通称「銀紙レイダー」と呼ばれていて、ボディ内部にシルバーのシートが入っています。
レイダー【海外版】
ハイパーレイダーの元になった海外オリジナル版。
1998年4月にハイパーレイダーが発売される以前のものは、ナイロンスペーサーを搭載していたと思われます。
当時のCMがコチラ!
ハイパーレイダー【1998年】
ハイパーヨーヨーのヨメガ社ラインナップとして登場。
クリアピンクキャップは、ロットの違いにより通常のピンクよりもレッドに近い、濃いピンクのものが存在します。
レイダー【限定カラーver.】
静岡で開催された第5回ジャパンチャンピオンシップファイナルの頃には、珍しい色のレイダーやファイヤーボールがありました。
レイダー【別注カラーver.】
2000年頃には、バンバン八日市店やホーユーストアの別注カラーが数多く存在。
レイダー【1999年頃】
1999年にハワイで行われた世界大会のときには存在していたカラー。
おはスタの世界大会特集の予選で使われているのを確認することができます。
ブラックキャップ/アンバーに近いカラーで、チームヨメガのメンバーにだけ配られていたと思われます。
レイダー【カスタムカラーver.】
2003年〜2004年頃に存在した、一箱に数個しか入っていないカスタムカラーと呼ばれるシリーズ。
カスタムカラーの1色として存在した、ホワイトキャップ/パープル。
ロックンロード
ロックンロードは、軸に意図的に傷のようなものが入っているため、軸が左右にズレないのが特徴。
レイダーEX【2007年】
レイダーEXは、付属の5種類のスペーサーを入れ替えることでギャップを調整できるのが特徴。
最初のロットにしかない貴重なカラーのホワイトキャップ/ピンクボディ。
レイダー【ネオンカラーver.】
蛍光色として、カスタムカラーに入っていたクリアキャップ/ネオングリーンのレイダー。
レイダー【ヨーロッパver.】
2007年頃、ヨーロッパのプロモーションで展開されたロゴが違うレイダー。
オールグリーンやセミソリッドグリーンに近いグリーン。
当時のCMがコチラ!
レイダー【カスタムカラーver.】
ホワイトキャップ/イエローのレイダー。
レイダー【2012年 デザイン変更ver.】
イラストが描かれたレイダー。
レイダー【デザイン変更ver.】
以前のロゴに戻ったレイダー。
レイダー【デザイン変更ver.】
現行のレイダー。
レイダー【ネスver.】
1999年1月21日に、Nintendo64で発売された「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」に、隠しキャラとして登場するネスが使用しているヨーヨーが、レイダーであると言われています。
ゲーム内で一時停止すると、レイダーっぽいデザインが確認可能。
写真のヨーヨーは、ヨメガ社とファンクラブの方々が作った別注カラー。
ネスが使うヨーヨーは、Nintendo64のときはレイダー、その他のゲームのときはファンクラブの方々と作った別注カラーが使われていると言われています。
ナイスペレイダーについて
2Aプレイヤーにレイダーが人気の理由。
それは、レイダーに改造を施したヨーヨーが、ルーピングトリックをする際に、非常に使いやすくなるからです!
レイダーに改造を施したヨーヨーは、金属スペーサーの代わりにナイロンスペーサーを使用することから「ナイスペレイダー」と呼ばれています。
金属スペーサーのレイダーは、ヨーヨーを組み立てたときに金属スペーサーの受け皿で左右からベアリングを固定するため、組み立てたときにスペーサーとベアリングの幅でギャップが固定されてしまいます。
一方で、ナイロンスペーサーは構造自体が違ってベアリングを包み込む形になっているので、ヨーヨーを組み立てたときに金属スペーサーのようにベアリングを左右から固定することがなく、若干の遊びがあります。
ベアリングとナイロンスペーサーの間に若干の遊びがあることを逆手にとったのが、ナイスペレイダー。
組み立てたギャップからさらにボディを締め込むことでギャップを狭めることができ、ギャップを狭めることでヨーヨー本体とストリングの摩擦が大きくなります。
これにより、ルーピングに特化したレイダー、いわゆる「ナイスペレイダー」が完成します!
ナイスペレイダーを使うことで、2Aに必要なスリープ力と戻りの良さを両立させることが可能。
これが、90年代以降の世界大会2A部門で多くのプレイヤーにナイスペレイダーが好まれている理由です。
まとめ
1997年のハイパーヨーヨーでは、ブームの比較的早い段階で海外から輸入されたレイダーが販売されていました。
一部のコアなファンの中で、より使いやすくカスタマイズされていったレイダー。
ナイロンスペーサーのレイダーが存在したからこそ、ヨーヨーのトリックが進化したと言っても過言ではありません。
2Aの練習には、ぜひヨメガ社のフラッグシップモデルであるレイダーを使ってみてください!
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