ストリングがねじれるのは、ヨリの強弱に原因があります!
ヨーヨーのトリックを練習していると、ストリングのヨリがキツくなったり、逆に緩くなったりします。
その影響で、ストリングがねじれてしまうんです。
本記事では、ヨーヨーのストリングがねじれる原因と対策を解説します。
これを読めば、ヨーヨーのやりやすさに大きく関係する「ヨリ」について、理解できちゃいます。
では、まいります!
ルーピングトリックとヨリの関係性
まずは、ルーピングトリックを例に、ヨリの変化を解説します。
ルーピング系のトリックはヨーヨーが手元で反転するため、トリックを行うたびにヨリが変化するんです。
そこで、ルーピングトリックとヨリの関係性を表にまとめました!
同じトリックでも、右手と左手の違いでヨリの変化が異なります。
右手 | 左手 | |
ループ・ザ・ループ | 緩くなる | キツくなる |
アウトサイド・ループ | キツくなる | 緩くなる |
ホップ・ザ・フェンス | キツくなる | 緩くなる |
アウトサイド・ホップ | 緩くなる | キツくなる |
「ルーピングトリックを練習してないのに、ヨリが変わってるんだけど?」
という方もいるかもしれません。
理由は簡単。
ヨーヨーを投げてキャッチを繰り返すだけでも、ヨリが変化するからです!
実際にやってみましょう。
ヨーヨーをスリープさせて、キャッチしてみてください。
そのまま、ヨーヨーをもう一度スリープさせます。
ココがポイント!
ヨーヨーをキャッチしてからもう一度ヨーヨーを投げるとき、手のひらはどちらを向いていますか?
キャッチするときは手のひらが下向きでしたが、投げるときは手首を返して手のひらを上に向けますよね?
ヨーヨーをキャッチしてからもう一度投げるだけで、ヨーヨーを持ちながら反転させているので、ヨリが変化してしまうのです。
これが、ヨーヨーを練習しているときにヨリが変化してしまう原因!
つまり、ルーピングトリックを練習していなくても、ヨーヨーをキャッチしてから投げるまでにヨーヨーを反転させてしまうので、結果としてルーピングトリックをしているのと同じようにヨリが変化してしまうんです。
ストリングがねじれるときの対策
ストリングがねじれるときの対策を、2つ紹介します!
- ルーピングトリックを練習するまえにヨリを調整する
- ヨリが変化するトリックを交互に行う
それぞれ、詳しく解説します!
【対策①】ルーピングトリックを練習する前にヨリを調整する
ルーピングトリックを行う前にまずやっておくべきことが、ヨリを調整すること。
例えば、右手でループ・ザ・ループを練習するときは、ヨリをキツくしておくと、トリックの途中でヨリが緩くなってもヨーヨーが外れる心配はありません。
ヨリの調整には、UFOやサイドワインダーなどのトリックが便利!
トリックをやりながら、見た目もカッコよくヨリを調整しちゃいましょう!
【対策②】ヨリが変化するトリックを交互に行う
2つ目の対策は、ヨリが変化するトリックを交互に行うこと。
例えば、右手でループ・ザ・ループとアウトサイド・ループを交互にやったとき。
ループ・ザ・ループでヨリが緩くなりますが、アウトサイド・ループでヨリがキツくなります。
つまり、最終的にはヨリが元通りになるということ。
これを理解していれば、トリックをやりながらヨリを調整できるんです!
ループ・ザ・ループでヨリが緩くなってきたら、アウトサイド・ループやポップ・ザ・フェンスでヨリをキツくすることも可能。
ヨリを調整できるトリックとヨリの関係性
UFOやサイドワインダーでヨリを調整するとき、ヨーヨーを投げる方向によってヨリの変化が異なります。
ヨリを変化させたいときのヨーヨーを投げる向きを、一覧にまとめました!
ヨリをキツくしたい | ヨリを緩くしたい | |
UFO | 右方向(→) | 左方向(←) |
サイドワインダー | 左方向(←) | 右方向(→) |
ちなみに、UFOとサイド・ワインダーについては、右手でも左手でもヨリの変化に違いはありません。
ヨリ調整はヨーヨーを練習していくときに必ず必要になるので、この表を使って、トリックとヨリの関係性を覚えておきましょう!
まとめ
ヨーヨーのストリングがねじれる原因と対策について解説しました。
解説したとおり、単にヨーヨーをキャッチして再度投げただけでも、ヨリが変化してしまうんです。
大会に出場しているトッププレイヤーは、フリースタイルの構成を立てるときに、ヨリの変化を意識しています。
理由は、同じ方向に投げるトリックが続くとヨリが偏ってしまうから。
ただ、フリースタイル中にサイド・ワインダーなどのトリックをやると、それだけ時間をロスする原因になるので、トリックの順番を変えながらヨリを調整する必要のない構成にしているのです。
トリックのやりやすさとヨリの状態は、それだけ関係性が深いもの。
トリックを練習しながらヨリの状態にも気を配れるようになれば、上達した証拠です。
適切なヨリ調整ができるように、練習を続けていきましょう!
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