ヨーヨー漫画「超速スピナー」を紹介！

超速スピナーは、1997年に一大ブームを巻き起こした「ハイパーヨーヨー」を題材にした漫画。

月刊コロコロコミックにて1997年12月から2000年8月まで連載され、単行本は全7巻が発売されました。

本記事では、ヨーヨープレイヤーのバイブルである、超速スピナーを紹介します！

これを読めば、超速スピナーがどんな内容であったのかはもちろん、マンガの見どころまで分かります！

では、まいります！

漫画「超速スピナー」の基本情報

タイトル	超速スピナー
作者	橋口隆志
出版社	小学館
掲載誌	月間コロコロコミック
レーベル	てんとう虫コミックス
発表期間	1997年12月号〜2000年8月号
巻数	全7巻

漫画「超速スピナー」のあらすじ

超速スピナーは、大きく分けて3つのストーリーで展開されます。

それぞれのストーリーについて、あらすじを紹介します！

【ストーリー①】ジャパンチャンピオンカーニバル編

運動神経抜群な主人公、堂本瞬一。

ヨーヨー狩りをしていた武蔵丸弁慶を打ち負かしたが、ヨーヨー勝負を仕掛けてきた北条院聖斗に負けて、挫折を味わう。

負けず嫌いな瞬一は、北条院とのリベンジに向け、中村名人から託された「ヘビーブレイン」を使って猛練習を開始。

次第に、ヨーヨーにのめり込んでいく姿が印象的。

その後、ジャパンチャンピオンカーニバルに出場し、決勝戦で北条院と因縁の対決。

肘の負傷もあり、急遽ロングスリーパーでの決戦となったが、またもや敗北。

決勝戦終了後には、THP-J（チームハイパフォーマンスジャパン）の結成がアナウンスされたが、瞬一は選出されず。

THP-J編

ヨーヨーから離れていた瞬一であったが、中村名人との対決を経て、ヨーヨーに未練があることを思い知らされる。

肘の負傷が完治したことを確認した中村名人は、瞬一にハイパードラゴンの試作機を託し、THP-Jのループ計測会があることを告げる。

その会場に登場した瞬一は、桁違いの記録を叩き出すことになる。

それを見たメンバーからもTHP-Jのメンバーに迎え入れることが提案されたが、メンバー選出が腑に落ちていないため、辞退を申し出る。

しかし、そこで瞬一は、何気なく伝説のトリックである8の字ループをキメる。

小暮宙太の後押しもあり、THP-Jのメンバーとなった瞬一。

世界大会編

予選は、チーム対抗24時間耐久のループザループ。

上位32組のうち、THP-Jは30位で本戦に進出。

順調に勝ち進んだTHP-Jは、決勝戦でチームヤヌスとの勝負となる。

実は、ハイパードラゴンにはドラゴンチップと呼ばれるチップが内蔵されており、これによりプレイヤーのデータを収集。

チームヤヌスのメンバーは、そのデータをインストールしたポルックスと、スーパーヒューマノイドとして操られた輪刃と桜場であった。

決勝はフリースタイル演技での勝負であり、僅かな差で瞬一と北条院のペアが勝利。

しかし、直後に大会を乗っ取ったブレインの仕業により島の火山が噴火、大会は強制的に終了となった。

命さながら脱出した瞬一。

最後に、なるみ屋の店先に集合し、物語は終結する。

漫画「超速スピナー」の見どころ

漫画「超速スピナー」の3つの見どころがコチラ！

それぞれ、詳しく紹介します！

【見どころ①】誰もが知っているヨーヨーが登場！ハイパーヨーヨーブームの火付け役

ひとつ目の見どころは、ファイヤーボールやハイパーレイダーなど、当時人気を博した機種が実名で登場すること！

ハイパーヨーヨー後期に発売されたハイパードラゴンは、作中の重要な鍵となるヨーヨーでした。

さらには、ハイパーブレインの縁に鉛を仕込んだ「ヘビーブレイン」というヨーヨーも登場。

当時は、どうにかしてヘビーブレインを作れないかと、子どもながらに考えていたものです。

【見どころ②】ヨーヨー上達の秘訣！ライバルの存在や仲間との絆

2つ目の見どころは、物語に登場する多くのライバルであり、仲間の存在。

よくある少年漫画のように、最初は悪役だった人物が改心して仲間になったり、よきライバルとして主人公の成長に大きな影響を与えています。

実際のヨーヨーも、漫画と同じようにライバルと呼べる存在の友達がいると、間違いなく上達します。

一人で黙々と練習するのもヨーヨーの楽しみではありますが、せっかくなら各地で開催されている練習会にも参加してみると、さらにヨーヨーが楽しくなること間違いなしです！

【見どころ③】漫画でしか描けない！再現不可能なトリック

ヨーヨーには、伝説のトリックが存在します。

それが、8の字ループ。

ヨーヨーで大きな8の字を描くようにループするトリックで、ダンカンのパッケージに図解が掲載されていました。

当時、超速スピナーを読んで8の字ループにチャレンジしていたのが、懐かしい思い出。

8の字ループ自体はそれなりに形にできるトリックですが、漫画の中にはさらにあり得ないトリックが登場。

それが、「ドラゴンループ∞（アンフィニ）」と呼ばれるトリック。

8の字ループを横向きに、∞型にループするトリックで、これぞ漫画だからこそ生まれたトリック！

8の字ループやドラゴンループ∞以外にも、何重にも巻いたムーンサルトを解きながら空高く飛ばすトリックなど、実現できるのか一度はチャレンジしてみたくなるトリックが満載です！

まとめ

ヨーヨープレイヤーなら必読漫画である、超速スピナー。

少年漫画でありながら人間味溢れるストーリーで、読んでいる人を虜にしてくれます。

ちなみに、小学館コミックスとして全7巻が発売されていました！

コミックスは、現在も中古で入手可能。

まだ読んだことのない方はもちろん、子どもの頃に読んでいたという方も、今読めば当時夢中になったハイパーヨーヨーブームの記憶が蘇る作品です！

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