ベーシックレベル2のトリックは、ウォーク・ザ・ドッグです。
ロングスリーパーをマスターしたら、ぜひチャレンジしてみましょう!
ウォーク・ザ・ドッグは「犬の散歩」という意味のトリック。
ヨーヨーを犬、ストリングをリードに見立て、犬の散歩をしているようなトリックです。
ストリングのテンション(張り)コントロールを身につけるのに丁度良いトリックなので、ぜひマスターしましょう!
では、まいります!
「ウォーク・ザ・ドッグ」のやり方
ウォーク・ザ・ドッグのやり方を、以下の3つの手順で解説します。
- スリープさせたヨーヨーを地面に降ろす
- 床でヨーヨーを転がす
- ヨーヨーを引き戻す
それぞれ、順を追って解説します。
【手順①】スリープさせたヨーヨーを床に降ろす
スリープさせたヨーヨーを、床のうえにそっと降ろします。
【手順②】ヨーヨーを転がす
床と触れるか触れないか、ギリギリのところにヨーヨーを置くと、ヨーヨーの回転に沿って地面を転がります。
【手順③】ヨーヨーを引き戻す
回転が弱くなってきたら、ヨーヨーを引き戻してキャッチしましょう。
「ウォーク・ザ・ドッグ」の解説動画
YOYOMANIAXの公式チャンネルでは、ウォーク・ザ・ドッグのやり方を動画で解説しています!
ヨーヨーのトリックは、視覚的に捉えるとより理解しやすいので、ぜひご覧ください!
「ウォーク・ザ・ドッグ」のコツ
ここからは、トリックを成功させるコツを紹介します。
ウォークザドッグのコツは、以下の3つです。
- 優しく床に降ろす
- ストリングのハリを保つ
- ラグやカーペットのうえで練習する
それぞれ、詳しく解説します。
【コツ①】反動を抑える
ウォーク・ザ・ドッグが失敗する原因の多くは、ヨーヨーを置いたときの反動によるもの。
ヨーヨーを床に置いた瞬間、反動でヨーヨーが戻ってきてしまうのです。
ポイントは、ヨーヨーを優しく床に置くこと。
勢いよく回転しているヨーヨーを床に置くと、少しの反動でもヨーヨーが戻ってきてしまうので、そーっと置くように心がけてみてください。
ヨーヨーと床が、ギリギリ触れるか触れないかくらいの状態を探りながら、反動を抑えるようにしましょう。
【コツ②】ストリングスのハリを保つ
ヨーヨーを転がそうとしても、途中で戻ってきてしまう。
この原因は、ストリングのテンション(ハリ)が緩くなっていることです。
ウォーク・ザ・ドッグを成功させるポイントは、ストリングのハリを保つこと。
中指とヨーヨーを繋ぐストリングが、常にピンと伸びた状態がベストです。
ヨーヨーを床に転がしているとき、利き手がだんだん下がってしまうと、ストリングのハリが保てずヨーヨーが戻ってきてしまいます。
ストリングのハリを保つためにも、中指とヨーヨーは常に一定の間隔を保ちながら、ヨーヨーを転がすようにしてみてください。
【コツ③】ラグやカーペットのうえで練習する
2つのコツを試しても上手くいかない場合、柔らかい場所で練習してみましょう。
床や地面では、ヨーヨーを置いたときや転がしたときに受ける反動が大きいので、ヨーヨーが上手く転がらずに戻ってきてしまいます。
一方で、ラグやカーペットのような柔らかい場所なら、ヨーヨーが反動で戻ることも少なくなるので、成功率がアップ!
家に和室がある方は、畳のうえで練習するのもおすすめです!
「ウォーク・ザ・ドッグ」の練習におすすめ?のヨーヨー
ウォーク・ザ・ドッグは、ヨーヨーを転がしたあとに引き戻しますよね。
でも、そのままフィンガーホールを外してヨーヨーを遠くへ転がしたり、自分もヨーヨーと一緒に走り出したりするトリック「ラン・ザ・ドッグ」が存在します。
犬のリードが外れて、キャンキャン走り出す光景に似ているトリックです。
実は、このラン・ザ・ドッグ専用に開発されたヨーヨーがあるんです!
それが、ターニングポイントのケルベロスSHです。
東北のヨーヨーサミット「BREAK THROW2019」では、ラン・ザ・ドッグがイベント競技として開催されています。
その競技のためだけに作られたのが、ケルベロスSH。
アルミボディにPOM(低摩擦樹脂)のリムが取り付けられていることやヨーヨー自体を重くていることで、ウォークザドッグを長時間キープすることが可能。
リムの外周はタイヤの溝のようなデザインで、直進安定性も向上しています。
完全にネタヨーヨーですが、あえてこのヨーヨーでトリックをキメてみるのも面白いですね!
まとめ
ウォーク・ザ・ドッグは、やる場所を選ばないとヨーヨーに傷がついてしまうので普段は敬遠されがちですが、今やイベント競技にもなっている面白いトリックです。
90年代のハイパーヨーヨーブームの頃は、「ラン・ザ・ドッグで誰が一番ヨーヨーを遠くに転がせるか?」といって、友達と距離を競い合っていました。
当時は、砂場とかでも全然気にせずやっていたので、ボディは傷がたくさんついて、ボコボコでした。
ラグやカーペットのように、床の素材によっては想像以上に勢いよく転がるときもあるので、どんな素材が転がりやすいのかを探すのも面白いですね!
ロングスリーパーをマスターした方は、ラグやカーペットのうえで傷をつけないようにチャレンジしてみてください。
Yo For It!