ヨーヨートリックの中でも、習得までの難易度が高いのが2A(ツーハンドルーピングトリック)と呼ばれるスタイル。
2つのヨーヨーを豪快に操れるようになれば、周りの人をあっと驚かすことができちゃいます!
でも、最初はどのように練習していけば良いのか、悩んでしまうのも、2Aによくある悩み。
そんな方に、朗報です!
今回のテーマは、ダブル・ループ(5回)をマスターすること!
2Aトリックの基礎「ダブル・ループ」を5回キメることを目標に、効果的な練習方法を5つのステップに分けて解説します!
ルーピングトリックを習得するには、練習の項目を細分化して、段階ごとにステップアップしていく方法が効果的です。
これを読めば、ダブル・ループをはじめとした、ルーピングトリックの練習方法が分かります。
2Aのトリックを練習したいと思っている方は、必見です!
では、まいります!
5つのステップで解説!ダブルループの効果的な練習方法
まずは、2Aのトリックで一番の基礎トリックである、ダブル・ループからマスターしましょう!
ここでは、ダブル・ループを5回キメることを目標に、効率的な練習方法を5つのステップでまとめました。
- 利き手のループ・ザ・ループを練習
- 利き手とは逆の手でループ・ザ・ループを練習
- 左右同じタイミングでヨーヨーを投げ出す
- ループの回数を1回ずつ増やしていく
- 左右のタイミングを少しずつずらす
それぞれ、詳しく解説します!
【ステップ①】利き手のループ・ザ・ループを練習
何はともあれ、片手のループ・ザ・ループが出来なければ、ダブル・ループはできません。
はやる気持ちを抑えて、まずは利き手のループ・ザ・ループを練習しましょう!
ループ・ザ・ループの練習方法は、【ヨーヨー】ベーシックレベル10「ループ・ザ・ループ(3回)」【トリック解説】にて解説しているので、ご覧ください!
目標は、ループ・ザ・ループ30回!
「10回くらいできれば良くない?」と思われるかもしれませんが、ここで大切なのは、ループがビラったときに立て直すスキル。
ループをしている途中でヨーヨーが傾くと、ストリングがビラビラと波立ちます。
ダブル・ループでは、左右のヨーヨーに意識を向ける必要があるので、片手でプレイするときよりも遥かにビラるリスクが増えるんです。
このときに、ビラったヨーヨーを立て直すスキルが問われます!
ループの立て直しができないと、ダブル・ループの回数を増やしていくことができません。
ループの回数が少ないとヨーヨーがビラることも減ってしまい、ポイントである立て直しのスキルが養われないので、30回程度の回数が必要なのです。
ちなみに、ループの軌道を立て直すスキルを養うコツは、とりあえずどんな状況でもループを続けること!
ヨーヨーがどんなにビラっても、そのままループを続けてみてください!
「こんなぐちゃぐちゃなやり方で、意味あるのかな?」と思うこともあるかもしれませんが、それでも続けましょう。
すると、次第にループの軌道を元に戻せるようになってきます!
【ステップ②】利き手とは逆の手でループ・ザ・ループを練習
利き手のループができるようになったら、次は利き手と逆の手でループを練習しましょう!
理想を言えば、利き手と同じくらいのスキルが欲しいところですが、ダブル・ループ(5回)には、そこまでのスキルは不要。
目標は、10回!
利き手と同じく、ループの軌道が傾いてもそのまま続けながら、立て直しのスキルを養いましょう。
ダブル・ループを5回キメるだけなら、利き手と同じレベルのスキルは必要ありません。
利き手と逆の手では、ループの基本的な部分だけをマスターしておくだけでOK!
ループが10回できるくらいのスキルがあれば、あとはダブル・ループを練習していくうちに、上達していきます。
【ステップ③】左右同じタイミングでヨーヨーを投げ出す
利き手で30回、利き手と逆の手で10回のループができるようになった方。
ここからは、ダブル・ループの練習に移りましょう!
ダブル・ループは、左右のヨーヨーのタイミングをズラしてやるのが正しいやり方ですが、最初からタイミングをズラすのは至難の業。
なぜなら、ダブル・ループをやるときには、意識しなければいけないことがたくさんあるからです。
ループを続ける。ヨーヨーを立て直す。タイミングをズラす。
慣れないうちは、どうしても左右のヨーヨーに意識がいかないので、結局数回のループすら続けることができないことがほとんど。
そこでオススメなのが、左右のヨーヨーを同じタイミングでループさせること!
同時にループをしながら練習することで、「左右のタイミングをズラす」という意識を排除しましょう。
練習では、意識するポイントを極力減らすことで、集中すべきポイントが明確になります。
まずは、同じタイミングでループする。
ここから、ダブル・ループの基本的な型を習得しましょう。
同じタイミングでループをすることで、利き手とは逆の手のループも、利き手に釣られるようにループを続けられるようになります!
もちろん、ステップ①でお伝えしたとおり、利き手で30回程度のループができることが条件。
利き手でループの回数を増やしておいた経験が、ここで役立ちます!
【ステップ④】ループの回数を1回ずつ増やしていく
左右同じタイミングでダブル・ループをする練習で効果的なのが、ループの回数を1回ずつ増やしていくこと!
なんとなく回数を増やすのではなく、目標の回数を明確にすることで、ゲーム感覚で練習を続けていけるようになります。
最初は、たったの1回からでOK。
1回できたら、2回。
2回できたら3回と、回数を増やしながら練習しましょう。
ダブル・ループに限らず、2Aトリックの練習には、根気が必要です。
なんとなく回数を増やしていくだけでは、いつまで経っても上手くなった気がしないので、挫折してしまうことも少なくありません。
上手くいくことばかりならまだしも、練習を重ねていけばその日の体調や気分にも大きく左右されることもあります。
そんなときに明確な目標がないと、実際は上達しているにも関わらず、精神や心身の状態から上手くいかないと感じてしまうので、これも挫折に繋がる原因になります。
だからこそ、回数という明確な目標が効果的。
小さな目標をひとつずつクリアしていくことが、モチベーションの維持にも繋がります。
目標は、左右同じタイミングで10回!
【ステップ⑤】左右のタイミングを少しずつずらす
左右同じタイミングのダブル・ループが10回程度できるようになったところで、一番のポイントであるタイミングをズラす練習に移りましょう。
とはいえ、いきなり左右のタイミングを綺麗にズラすのは、まだ早い。
最初は、少しずつタイミングをズラすのがポイント!
正しいダブル・ループは、左右のヨーヨーを「タン、タン」とリズム良く投げます。
でも、ここでは「タタン、タタン」というリズムでヨーヨーを投げ出して、若干リズムをズラす練習から始めてみましょう!
この目的は、ステップ③でお伝えした「意識するポイント」を少しずつ増やすこと。
若干タイミングをズラすだけのほうが、正確にタイミングをズラすより、左右のヨーヨーに意識を向けやすくなります。
この練習で、次第に左右のタイミングをズラすスキルが養われます。
最初は若干リズムをズラした状態で数回。
ステップ④と同様に、少しずつ回数を増やすことで、小さな目標を達成する楽しみを味わいながら練習していきましょう。
ここまできたら、ゴールは目前!
次第に綺麗なタイミングになるように、回数をこなしていきましょう!
まとめ
本記事の内容をおさらいしましょう!
- 利き手のループ・ザ・ループを練習
- 利き手とは逆の手でループ・ザ・ループを練習
- 左右同じタイミングでヨーヨーを投げ出す
- ループの回数を1回ずつ増やしていく
- 左右のタイミングを少しずつずらす
5つのステップを確実にクリアしていくことが、結果として、ダブル・ループを最速でマスターするための近道でもあります。
今回のように、ステップごとに分けて練習する方法は、ダブル・ループに限らず、ほかのルーピングトリックにも応用可能!
ツーハンド・ホップ・ザ・フェンス(ミルク・ザ・カウ)や、ツーハンド・バーティカル・パンチ(ダブル・バーチ)などのトリックも、同じ要領で練習することができちゃいます。
ダブル・ループをマスターできたら、これらのトリックにも、ぜひチャレンジしてみてください!
\🪀ヨーヨービギナーガイド🪀/
初心者入門講座…これからヨーヨーを始めてみたい方や、ヨーヨーを始めたばかりの方を対象に、ヨーヨーの始め方を徹底解説!
ヨーヨートリックリスト…ベーシックレベルからハイパーレベルまで、合計30個のトリックのやり方を解説!動画解説のリンクもあり!
Yo For It!