インペリアルは、バタフライと並んでDUNCAN社を代表するベストセラーヨーヨーのひとつ。
1954年に発売され、今も生産されている非常に歴史のあるヨーヨーです。
1997年のハイパーヨーヨーブームでは、「ハイパーインペリアル」としてラインナップ。
本記事では、DUNCAN社が一番最初にプラスティック成形をしたヨーヨーであるインペリアルの歴代機種をまとめました!
これを読めば、インペリアルの全てが分かります。
なお、YOYOMANIAXチャンネルでは、本記事の解説動画も公開中。
併せてご覧頂ければ、より楽しめること間違いなし。
では、まいります!
インペリアルのトリビア
まずは、インペリアルのトリビアを紹介します。
1985年4月12日。
不透明な黄色の「インペリアル」が、ヨーヨーとして初めて宇宙に飛び立ちました。
これは「Toys in Space」と呼ばれる一連の科学実験の一環で、さまざまなおもちゃが宇宙空間で無重力の影響を受けるかどうかをテストするものでした。
当初は、トム・クーンの「3in1ノージャイブ」が最初の宇宙ヨーヨーになる予定でしたが、木製であったため、NASAの安全基準を満たすことができませんでした。
宇宙に行ったヨーヨーとして日本で有名なのが、トム・クーン社製のSB-2。
1992年7月31日にNASAのスペースシャトル「アトランティス」に搭載されました。
そのSB-2より、7年も前にインペリアルが宇宙に行っていたのは驚きです!
インペリアルの歴代機種一覧
ここからは、最初に作られたインペリアルから
最初期のファイヤーボールから現行のファイヤーボールまでを、写真つきでまとめました。
それぞれの特徴とともに解説していきます!
インペリアル【1954年】
1954年、初めてプラスティックで成形されたヨーヨーが作られました。
それが、インペリアルです。
インペリアルの登場までは、O-BoyやTurnamentといった木で作られたヨーヨーが主流でした。
DUNCAN社のベストセラーであり、歴史的ヨーヨーでもある、インペリアル。
発売当時の価格は、1ドルでした。
インペリアル【75周年復刻ver.】
オリジナルとの違いは、®︎の印の有無。
オリジナルでは「YO YO®︎TOPS」ですが、復刻ver.では「YO YO TOPS」となっています。
®︎がある頃は、ヨーヨーはDUNCAN社の商標であり、DUNCAN社以外の製品では名乗ることができませんでした。
インペリアル【1962年】
現行のデザインに近いインペリアル。
この頃は、白と黒のマーブル柄という珍しいインペリアルもありました。
インペリアル【1965年】
DUNCAN社が倒産し、ヨーヨーの後ろに付いていた®︎が無くなりました。
その後、1968年にFlambeau社(フランボー社)がDUNCAN社を買収。
そこから、今のDUNCAN社となりました。
Flambeau社の概要
Flambeau, Inc.は1947年に設立された、あらゆる種類のプラスチック製品を製造するメーカー。
フランボー社がヨーヨー業界に参入したのは、ダンカン社からプラスチック製のヨーヨーの製造を委託されたのがきっかけでした。
1965年のヨーヨー商標裁判の判決を受けて、ダンカン社は倒産し、1968年にフランボー・プラスチックス社に買収されました。
それ以来、ダンカンはこの親会社の一部門となっています。
もう一つの違いが、DUNCANロゴの後ろに®︎が付いたこと。
ゴールドアワード【1980年】
ツクダオリジナル社がヨーヨーのプロモーションを展開。
そのときは、プロフェッショナル、ホイールズ、ゴールドアワードがラインナップされた。
ゴールドアワードは、インペリアルのグリッターバージョン。
ハイパーネオ【1990年代】
日本でもお馴染みの、ハイパーネオ。
当時、蛍光色が流行していたため、蛍光パターンでカラーバリエーションが用意されたものがらハイパーネオ。
インペリアル【1992年】
現行デザインと同様のデザインとして発売。
1997年頃の工場の様子を収めたビデオがコチラ!
インペリアル【STUSSY ver.】
アパレルブランド「STUSSY」のノベルティヨーヨー。
2回配布されたため、パッケージも2種類存在します。
インペリアル【ケンタッキーフライドチキンver.】
ケンタッキーフライドチキンのノベルティヨーヨー。
インペリアル【バーガーキングver.】
バーガーキングデザインのインペリアル。
インペリアル【Snap-on ver.】
工具メーカー「Snap-on」デザインのヨーヨー。
インペリアル【Microsoft ver.】
マイクロソフトデザインのインペリアル。
インペリアル【1992年 Apple WWDC ver.】
1992年のWWDCにて配られたと思われるインペリアル。
Apple社のヨーヨーは他にも存在し、メーカー不明のAppleロゴ入りヨーヨーと、ヨメガ社のヨーヨーがあることを確認しています。
インペリアル【コカコーラver.】
コカコーラヨーヨーと言えばラッセル社が有名ですが、ラッセル社以外にもダンカンやヨメガとコカコーラのコラボヨーヨーもあります。
まとめ
インペリアルは、DUNCANの歴史を語る上で欠かせないヨーヨー。
現在は子ども向けのヨーヨーではありますが、金属ボールベアリングやフルメタルボディが主流の今だからこそ、インペリアルを手に取ってみることでヨーヨーの進化の歴史を肌で感じることができます。
興味がある方は、ぜひ一度、DUNCANのベストセラーヨーヨーであるインペリアルを使ってみてください!
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