この疑問を、解決します!
本記事では、ヨーヨーのベアリングを脱脂するときに必要なアイテムからやり方、さらには脱脂したときの効果を解説します。
ヨーヨーに使われている金属ベアリングは、脱脂することで性能を最大限引き出すことができます。
バインドを習得している方は、ぜひ脱脂にもチャレンジしてみましょう!
では、まいります!
ベアリングの脱脂とは?
ベアリングの脱脂とは、ベアリング内部に注入されたオイルをはじめ、溜まったゴミや汚れを取り除くために行います。
基本的に、ベアリングはオイルを注入した状態で使用するパーツです。
しかし、ヨーヨーのベアリングにおいては、オイルが注入されていると摩擦により回転が鈍くなり、スリープ時間が減ってしまいます。
そこで、ベアリングを脱脂して摩擦を極限まで減らすことでスムーズな回転が実現し、スリープ時間を伸ばすことができるんです!
これが、ベアリングの脱脂です。
ベアリングの脱脂に必要なアイテム
ベアリングの脱脂には、5つのアイテムが必要です。
①ベアリング
②パーツクリーナー
③密閉可能なボトル
④ピンセット
⑤拭き取り用のペーパー
それぞれ、詳しく解説します!
【アイテム①】ベアリング
まずは、洗浄したいベアリングを用意します!
王道のサイズCベアリングは、ヨーヨー本体にガッチリ固定されていることが多いですが、ベアリングリムーバーを使えば簡単に外すことができます。
ベアリングには、側面が覆われているものと中身が見えているものがあり、側面が覆われているベアリングは、シールドと呼ばれるフタがついています。
元々、ベアリングはオイルを潤滑剤としてベアリング内部に注入した状態で使うパーツのため、オイルがベアリング内部から漏れ出さないようにシールドが付いています。
シールドが付いた状態でも洗浄できますが、シールドを外せば、ベアリング内部をより細部にわたって洗浄することができます。
シールドは、外すときよりも戻すときが難しく、一度外すと変形してしまって元に戻せないときがあります。シールドを外す場合は、自己責任でお願いします。
ちなみに、ヨーヨー専用に開発されたNSKベアリングは、初期状態でシールドがありません。
ヨーヨー専用に開発されたベアリングのため、回転力や使いやすさはピカイチです。
NSKベアリングなら、シールドを外す手間もないので、脱脂するのがとても楽ちん。
メインのヨーヨーには、ぜひとも揃えたいベアリングです!
【アイテム②】パーツクリーナー
次に、パーツクリーナーを用意しましょう!
ベアリングを脱脂するときは、パーツクリーナーを使って、ベアリング内部に溜まったゴミや汚れを取り除きます。
以前は、灯油やジッポオイルを使うこともありましたが、金属部品の洗浄に特化したパーツクリーナーがおすすめです。
【アイテム③】密閉可能なボトル
今度は、ベアリングとパーツクリーナーを入れるためのボトルを用意しましょう!
ベアリングを洗浄するときは、密閉可能なボトルにベアリングを入れてケースごと振りながら洗浄します。
ボトルを振ったときにフタが密閉されていないと、パーツクリーナーがこぼれる恐れがあるため、密閉度の高いボトルが必要。
おすすめは、タミヤボトル!
タミヤボトルならフタを密閉できるので、こぼれる心配がありません。
ちなみに、パーツクリーナーは揮発性の高い液体なので、ボトルに充填したときは1分程度そのまま放置しておくようにしましょう。
パーツクリーナーを充填してすぐにフタを閉めてしまうと、揮発してボトル内の圧力が高まり、フタを開けたときに危険が生じます。
必ず、少し時間を置いてからフタをしましょう。
【アイテム④】ピンセット
ベアリングを脱しした後に、ボトルからベアリングを取り出すためのピンセットが必要です。
ピンセットは、ストリングが絡まったときに使用しているもので構いません。
【アイテム⑤】拭き取り用のペーパー
最後に、パーツクリーナーで洗浄したベアリングを拭き取るためのペーパーが必要です。
ティッシュなどの上にベアリングを置いて、ベアリング内部に残った液体を吸収しましょう。
ただ、ティッシュで拭き取った場合、ティッシュが毛羽立ってしまい、繊維がベアリングに入ってしまうことがあります。
せっかく脱脂したベアリングに繊維が入ってしまっては、元も子もないですよね。
そこで、ベアリングを汚さずに完璧に綺麗にできる、おすすめアイテムがあります。
それが、キムワイプ!
キムワイプなら、繊維くずや紙くずがでないため、脱脂したベアリングを綺麗な状態に保つことができちゃいます!
ベアリングに小さな糸くずが入るだけで、使いやすさにめちゃくちゃ影響するヨーヨーのメンテナンスには、必須のアイテムです!
ベアリングの脱脂方法
最後に、ベアリングを脱脂するやり方を3つの手順で解説します。
【手順①】ベアリングとパーツクリーナーを入れる
フタが密閉できるボトルにベアリングを入れ、ベアリングが満たされるくらいまで、パーツクリーナーを拭き入れます。
【手順②】フタをして1分程度振る
パーツクリーナーを吹き込んだ後、1分間程度おいてから、フタをしっかり閉めます。
フタを閉めたら、ボトルごと1分程度振ります。
このとき、ボトル内のパーツクリーナーが汚れてくるのが分かると思います。
【手順③】ベアリングを拭き取る
ボトルを振りおわったらフタを開け、ピンセットなどを使ってベアリングを拭き取り用のペーパーに取り出します。
ベアリングに残った液体をしっかり拭き取ったら、ベアリングの脱脂が完了です!
まとめ
最後に、ベアリング脱脂の手順をおさらいしましょう!
- ボトルにベアリングを入れ、パーツクリーナーを吹き入れる。
- 1分程度、ボトルを降って汚れを取る。
- ベアリングを取り出し、しっかり拭き取る
ベアリングを脱脂するか否かによって、スリープ時間は大きく変化します。
「スリープ時間がいまいち伸びない…」という方は、ぜひ一度、脱脂にチャレンジしてみましょう!
ちなみに、脱脂がめんどくさい!という方には、最初からノンオイル状態のNSKベアリングもあります。
NSKベアリングなら脱脂の手間がないだけでなく、ヨーヨー専用に開発されたベアリングなので、滑りや回転力はもちろん、使い心地も抜群です!
気になる方は、NSKベアリングも試してみてください!
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